卓球のラケットは4種類に分かれます。
ラケットの種類を大きく分けると、シェイクハンドとペンホルダーですが、ペンホルダーの中に「日本式」「中国式」「反転式」があり、この4つの種類で分類されることが多いです。
ただ、使用されているラケットの比率を見ても、試合で上位に勝ち残る選手や、高校生以上の大会などでは、多くの選手がシェークハンドを使っているのが現状です。
一時期は、ペンホルダーが絶滅するのではないか…と言われたほどでしたが、子供や初心者の方の中では、今も使われています。
また、中国の有名選手もペンホルダーを使っている方もいます。
卓球のラケットの種類を4つに分けて紹介します。
卓球のラケットの種類は4つ
1.シェークハンド
シェークハンドは、国際的に最も利用されているラケットの種類です。
表裏両面にラバーがついており、親指と人差し指の間に挟むようにして持ちます。
掌でラケットをつかむように持つので、ボールに力をかけやすいです。
ただ、細かな動きには弱いので、手元での打撃や、小さな角度変化を加えることは難しくなっています。
値段的には、シェイクハンドの方が高めの設定になっていることが多いです。
また、両面にラバーを貼るので、その分、値段が高くなります。
中学生などが初めて卓球を始める時には不向きではありますが、将来的に高校大学社会人と卓球をやって行くのであれば是非シェイクハンドを使っておきたいところです。
というのも国際的な試合に出ている選手は日本選手であっても、海外の選手であってもほとんどの選手がシェイクハンドを使っています。
卓球が上達し体全体を使ってプレイするようになるとシェークハンドの方がうまく回転やスピードをかけることができるのです。
なので将来的な可能性や、試合に出てトーナメントで勝ち抜いていくような選手になりたいのであればシェイクハンドから始めることをおすすめします。
2.日本式ペンホルダー
ペンホルダー(ペンハンド)は、日本式・中国式・反転式の3つに分かれています。
こちらが日本式で、日本ではシェイクハンドの次に多く使われています。
ペンホルダーは、選手の中では「ペン」と呼ばれています。
ペンホルダーは、ラバーが片面にしかないこともあり安く買うことができるので子供や中学生などの卓球プレイヤーに多く使われています。
しかし部活などではシェイクハンドを推奨するところも多く、実際世界ランキング上位の選手でペンホルダーを使っている選手は100名中5名程度しかいません。
それだけレベルの高い卓球の世界ではペンホルダーありませんシェイクハンドの方が有利なのです。
あなたはカットマンなどは、ペンホルダーの選手はいないと言ってもいいでしょう。
ただ、家庭の中で卓球をしたり、遊びで卓球をしたり、 子供が初めてラケットを買うのであればペンホルダーでも問題はないでしょう。
3.中国式ペンホルダー
引用:https://item.rakuten.co.jp/
中国式ペンホルダーは、 中国で多く使われているペンホルダーの形になります。
見た目はシェイクハンドと同じような形になっていますが持ち手の部分が少し短くなっているものが多いです。
シェイクハンドと同じ形ですが持ち方はペンホルダーと同じ持ち方をします。
さらにペンホルダーではありますが裏面にもラバーを貼り裏返して使ったり、バックハンドのようにして使ったりすることもできます。
世界ランキングには中国の選手が多いですがそれでもこの中国式ペンホルダーを使っている中国選手は一人二人ぐらいしかいません。
ですが中国の中年や高齢の方は昔から中国式ペンホルダーを使っているという人も多く庶民の中ではこちらの中国式ペンホルダーが浸透しているようです。
日本でも中国式ペンホルダーは販売されていますが、実際に試合や練習で使っている人はごくわずかとなります。
趣味程度で中国式ペンホルダーも使ってみようという人が使うくらいの認識で良いかもしれませんね。
4.反転式ペンホルダー
引用:https://store.shopping.yahoo.co.jp/
反転式ペンホルダーは、日本式ペンホルダーに両面ラバーが付いているような形になります。
持ち手の部分は日本式ペンホルダーの形をしているので、 日本式ペンホルダーを使っていて両面にラバーをつけ時と場合に合わせて反転させてプレイをしたい方が使用することが多いです。
ツブのラバーを裏面につけておき、サーブの時にそちらの面でサーブをしたり、相手の意表を突いて別の性質を持つラバーの側で打ったりする選手もいます。
ですがこの反転式ペンホルダーを使う人で世界的な選手は見られません。
どちらかと言うと少しお遊び感があるので、社会人になってから市の大会やサークルなどで使用している選手が見られるような形になります。
初心者やこれから卓球を始めるという方、そして学生の部活などには向かないラケットの種類と言えます。
色々なわらばーを試してみたいという方や、趣味的にペンホルダーに合わせてこちらの回転式ペンホルダーを持つというのもいいでしょう。